自己PRの書き方
(1)自己PR
自己PRは、応募先企業の方に自分の強みや得意分野などを伝え自分を売り込むためのものです。
面接ではほぼ間違いなく質疑応答の材料になり、転職活動を成功させるためには、評価される自己PRの準備が必要不可欠といえるでしょう。

(2)自己PRのまとめ方・考え方
STEP1 過去の経験・実績を洗い出す
まずは、自分が今までしてきた仕事内容と、具体的な作業内容や自分のポジションを徹底的に洗い出してみましょう。
その上で、洗い出した仕事内容に数字で表現できる実績を付け加えていきます。
STEP2 経験・実績を厳選する
続いて、応募先企業・職種で求められる能力を想像して厳選していきます。
応募企業・職種で求められる能力を理解するために、応募先企業の求人情報や事業規模やビジネスモデルを読み込み、しっかりと理解した上で自己PRに含めるべき経験・実績を検討しましょう。
STEP3 能力・スキルを一言で表現する
次に、厳選した経験・実績を実現するために必要だった能力・スキルをひとことで表現してみましょう。これは自己PRの内容を象徴するキーワードとなり、履歴書・職務経歴書に自己PRを記載するときの見出しにもなります。
100~200文字程度の短い文章にまとめる
最後は、自己PRを100~200文字程度の短い文章にまとめれば完成です。
自己PRに含めるべき経験・実績をそのまま文章にし、求人情報などで調べた入社後のミッションに、経験・実績に紐づく能力・スキルが活かせることを記載します。
自己PRの内容から応募先企業の方が読み取りたいのは、「入社後に活躍してくれそうな人材であるかどうか」なので、学生時代のエピソードなどではなく、必ず仕事上の経験・実績を選定するようにしてください。
(3)自己PRを書く時のポイント
見やすく、読みやすく仕上げる
自分が訴えたい内容がひと目で伝わるように、箇条書きにするという方法がおすすめです。
見出しとして「〇〇力」「〇〇ができる」などと記載し、本文に経験・実績や入社後の展望を記載します。
文章量は記入欄の7~8割程度、1テーマにつき長くても3行程度に抑える
履歴書に自己PRを書く場合、記入欄の7~8割程度の文章量、職務経歴書に書く場合は、1テーマにつき3行程度に収めるのが理想です。
誤字脱字や日本語の間違いはNG
応募先企業の方は応募書類を見て、ビジネスマナーや基本的な国語能力があるかをチェックしているケースがありますので、誤字脱字や日本語の間違いを犯さないようにしましょう。
例文
・ヒアリング力
お客様の直接的な要望を聞くだけではなく、潜在的に感じている現在の住居への不満や今後のライフプランなどを何気ない一言から感じ取り、お話を伺うようにしています。その結果、本人が気付いていなかったニーズにも即した物件をご紹介することができ、社内の顧客満足度ランキングで1位を取ることができました。
・スピード
速さを意識し、効率化に努めています。プロジェクトの初期段階で必要な条件を細かく整理し、作業中に迷いやトラブルが生じないよう徹底しています。その結果、3ヶ月を予定していた開発プロジェクトを1ヶ月で仕上げたこともあります。
・正確性
ミスが許されないという強い責任感を持ち、作業のすべてにチェックリストを利用。ダブルチェックを徹底した結果、前職に従事した〇年間、数字のミスをしたことはありません。この正確性は貴社の経理業務でも活きると考えています。